あずっちの役に立つ山の知識とお金のこと

地球の登り方~お金とお山について~

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目指せ!ホイットニー山の旅!vol.3 1日目その2『逃し騙され.あぁ無常』

 

 アメリカ本土最高峰ホイットニー山の登頂を目指す旅!

前回の記事はこちらからどうぞ

 

yamanobori-dream.hatenablog.com

 

 

 

1日目(2018年7月21日)

 

 

予定のアムトラックバスを逃してしまったあずっち。

 

 

なんとしてもVisalia(バイセイリア)まで行きたかったのです。

 

 

 

なぜなら、ヨセミテ国立公園が山火事になってしまった今、次なる目的地として隣のセコイヤ国立公園に行く事を決めたからでした。

 

 

yamanobori-dream.hatenablog.com

 


セコイヤ国立公園はバイセイリアからアクセスが可能。

 

 

 

アムトラックは1日1本くらいしか出ていない。

 

困った・・・。

 

 

 

調べてみると、アムトラックの他にも、greyhound(グレイハウンド)というバス会社が長距離の輸送を行っているようだった。

 

www.greyhound.com

 

 

 

迷っている暇はない。

とにかくバスのチケットを取らなければ!!

 

 

 

 

どうやら18:00発、23:50バイセイリア着のバスがあるようだった。

 

 

バイセイリアのホテルは予約済みだ。

そこまで行ければ今夜の寝床は確保できる!

 

 

 

 

急いでバス会社に向かい、カウンターでチケットの手配をしてもらった。

 

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グレイハウンドの看板

 

 

 

 

が、なんと!!

 

バスが予約でいっぱいとのこと!!

 

 

オーマイガー!!

 

 

 

 

こんなことがあるのだろうか!

予定のバスを逃し、代替案もだめだなんて!

 

 

受付のお兄さんによると、次の空席があるのは、深夜24:35発のバスらしい。

 

 

迷った。迷いに迷った。

しかし、ロサンゼルスにいても特にやることはないので、深夜のバスを手配してもらった。

 

ホテル代は無駄になり、車中泊

 

 

つらい。

 

 

疲れたのでバスの待合室でベンチに座っていると隣のおじいさんから、

 

「髭剃り貸してくれない?」

 

と言われた。

 

持ってるわけないやろ。

 

 

 

 

それにしても、出発まで大分時間がある。この時点で時間は14:30ぐらい。

バスが出発するまで急遽時間ができてしまった。

 

この際、ロサンゼルスを観光しようと、近くにあったリトルトーキョーに行ってみた。

 

 

リトルトーキョーとは、その名の通り、小さい東京だ。

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国会議事堂的な建物

 

日本語があふれていて、ラーメン屋もたくさんあったし、観光客に溢れていた。

 

 

 

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提灯が日本感を醸し出している

 

リトルトーキョーは暇だった。

お腹はすいているけれど、はるばるやってきたアメリカで日本食を食べることほど意味のないことはない。

 

 

とりあえず、目的を作ろう。

 

そうだ。

 

今現金がない。

 

なぜならタクシーで大金を払ってしまったからだ。

だから両替所を探そう。

 

 

 

そう思いたち、観光案内をしているっぽいお姉さんに話しかける。

 

 

あずっち「Japanese OK?」

 

お姉さん「Sorry…」

 

 

オーマイガー!!

 

 

 

ここはリトルトーキョーやで!!

なぜ日本語が話せないんや!!

 

 

 

気を取り直して、

 

あずっち「OK…。Do you Know exchange store?」

 

お姉さん「Sorry...」

 

 

リトルトーキョーなんて二度と行くか。と思った。

ここまで何も目的が達成できないあずっち。

 

 

 

とりあえず心を落ち着かせるためにカフェに入った。

英語で接客してくれる店員のおじいさん。

 

あぁ。こういう英語で会話してコーヒーを飲むなんて。

なんてしゃれているんだ。

 

オシャレや。おれ、オシャレや!!

 

 

 

 

しばらくしていると、40代くらいのおじさんがカフェに入ってきた。

 

先ほどの店員さんのおじさんと話している。

 

すると聞きなれた言葉が。

 

 

 

 

日本語や・・・。

 

店員のおじさん、日本人だったよ。

あずっちが初めて入ったアメリカのカフェは、日本人のお店だった。

 

 

うまくいかへん。何もかもうまくいかへん。

 

 

 

とりあえず、この日本語に溢れた街を出ようと思った。

 

近くの両替所を調べ、どうせだからアウトドアショップに行こう決めた。

 

アウトドアショップにも電車に乗れば行けるらしい。

アウトドアショップで物資調達を目的にして、早速出発だ。

 

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両替はこの通りにあった、Continental Currency Service というところで行った。

正直レートはあまりよくなかった。

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電車はメトロを使った。

メトロでは、「Tap」というカードを買う。

料金は、2ドルでカードを買い、1.75ドルで電車に乗る。

 

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メトロはどこまで乗っても、1.75ドル。

隣の駅まで乗っても、1.75ドル、遠くまで乗っても1.75ドル。

 

 

電車に乗った時に、めちゃくちゃ急いでいるバックパッカーの女性から話しかけられた。

おそらく、

 

「この電車はどこに向かうの?!」

 

的なことを着かえれたのだと思ったが、英語が早すぎて何を言っているかわからない。

 

あいまいに「Yes」と答えておいた。

 

呆れた顔をしていた・・・。

 

 

 

 

さて、Metro Center駅から1時間ほど行ったところにある「sepulveda」という駅にアウトドアショップがある。

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駅前

 

 

 

その名も

 

Adventure 16

 

 

 

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このアウトドアショップには、珍しいドライフードがいっぱい売っていておもしろかった。

 

 

 

地図も売っていたので、セコイヤ国立公園の地図を購入。

セコイヤ国立公園の情報は全く仕入れていなかったので、ここのお店でセコイヤ国立公園ではキャンプができるのかどうかを聞いてみた。

 

どうやら、「ダイヤモンドレイクス」というところまで歩けばできるとのことだった。

 

これで一安心だ。

 

 

 

夕食は近くにあったメキシコ料理で済ませた。

ブリトーがビックサイズすぎる。

 

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それでもまだ時間はあったので、Metro Center 駅まで戻り、韓国式サウナ、チムジルバンに行って汗を流してスッキリした。

 

 

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Spa Palace というチムジルバン

 

 

 

サウナからグレイハウンドのバスポイントまでは、バスで20分ほど。

バスの出発は24:35だ。

 

アムトラックを一度逃しているあずっち。

さすがにもうミスはできないので、余裕をもって22:30頃にサウナを出た。

 

 

はずだった。

 

 

 

アメリカのバスは停車駅を案内してくれないし、一体全体今どこのバス停に留まっているのか訳がわからない。

 

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バスは乗り換えが必要だったから、乗り換えができるバス停で降りる必要があった。

 

 

 

これで乗り過ごしたりしたら最悪だと思って、近くに座っていたおじいさんに聞いてみた。

 

 

あずっち「このバス停になったら教えてほしい!」

 

おじいさん「ふぇ?わからんなあ。ああ!ココじゃよ!!」

 

あずっち「サンキュー!サンキュー!」

 

 

と言って急いで降りた。

 

 

しかし!

 

 

グーグルマップで見ると全然違う場所じゃあないか!!

 

たしかにまだ乗ってから5分くらいしか経ってないし、こんな近いわけなかった。

 

しかもおっさん、自分で最初に知らないって言ったくせに。

 

騙された!

 

なんてこった、夢見たUSAでこんな仕打ちを受けるとは!

 

オーマイガー!!

 

ちくしょーちくしょー!

 

と言いながら夜のロサンゼルスをひた走った。

 

本来の乗換場所までなんとかたどり着く。

 

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ここからバスに乗れれば約8分でバスポイントに着く。

 

 

バスの時刻を調べるとあと10分後には来るとのこと。

 

あと少しまてば来るはず。

 

が、来ない。全然来ない。

 

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女性が一人、大丈夫かい?と声をかけてくれた。

 

バス停は合っているとのこと。

 

23:50になったがグレイハウンドのバスポイントまで向かうバスは来ない。


バイサイリア行きのバスは24:35発。

2時間の余裕をもってサウナから出てきたのに、残り時間はあと、45分。

 

 

さすがに焦り始める。

 

24:00になった。

残り時間はあと35分。

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来ない。

 

完全にパニック。

 

歩けば30分くらいで着く。

 

だがしかし!

そのためにはロサンゼルスの薄暗〜いホームレス通りみたいなところを通らなければいけない。

 

 

こわいからそれはできない!

 

 

もうタクシーに乗ろうか、それとも走るか・・・。

 

 

どうしよう・・・!

 

どうしよう・・・!

 

 

 

焦って悩んでいるところに、ついにバスが来た。

 

 

まさかこんな深夜にバスに乗ろうとは。


本当にヒヤヒヤした。

 

バスポイントに着いたのは24:25頃。

 

 


バス出発の10分前だった。

 

 

 

こうしてセコイヤ国立公園に向かうため、なんとかバイセイリアまで移動できたのでした。

 

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ギリギリセーフ!

 

 

つづく・・・