目指せ!ホイットニー山の旅!vol.8 5日目その2「まさかの忘れ物」
アメリカ本土最高峰ホイットニー山の登頂を目指す旅
前回の記事はこちらからどうぞ♪
yamanobori-dream.hatenablog.com
5日目その2「まさかの忘れ物」
さて、無事パーミットを取得し、無事キャンプグランドに着いたあずっち。
次の日の準備をテントの中で進めます。
「よし、これはある」
「これもある~」
あ、あれ・・・?
ここで、忘れ物をしていることに気付いた。
靴がない。
なんてことだ!!!
登山靴をホテルに忘れてしまった!!!
お姉さんに
「Finaly,I get Permit!!(ついにパーミットを手に入れたぜい!)」
と言って颯爽と出てきたあのホテルだ!!
なんてこった!
ここからホテルまでは徒歩3時間30分。
もうすでに16時になろうとしている。
往復7時間。
絶体絶命だ!!!
しかし考えている暇はない。
とりあえず走る。
走れば、半分くらいには時間を縮められるだろう(あほ)。
そう思い、ひたすらに来た道を引き返しひた走る!!
走りながらひたすらヒッチハイクをする。
だが、こんな変人だれも拾ってくれない!!
何台か車が横を通ったがスルーされてしまう。
だが、とりあえず焦っているので走る。
しばらくすると、一台の車が止まってくれた。
あぁ神様!!ありがとう!!
乗せてくれたのはメキシコ人の家族。
何してんの?
と言われたので、つたない英語でひたすらにホテルに靴を忘れたことを説明する。
バカ笑いしてくれた。
(アメリカで笑いをとれたことが、なぜかとてもうれしかったw)
ホテルについて、靴を探す。
あった。
やはりこのホテルに忘れていたのだ。
靴を拾い上げ、また走る!
今度はキャンプグラウンドに戻るのだ。
この時間にキャンプグラウンドに向かう車は少なかった。
靴の入った袋を振り回しながらヒッチハイクをする。
全然車が止まってくれなかった。
ただでさえ、車の通りが少ない時間帯。
さらに、止まってくれない車。
悲しかった。
しばらくすると、一台の車が止まってくれた。
おじさん「途中までしか行かないけどOK?」
あずっち「オフコース!」
キャンプグラウンドの途中までしか行かない車に乗せてもらった。
ありがたかった。
その後も一台の車が止まってくれた。
この車の主はバーバラ婦人。
ものすごくいぶかしげな目で見られた。
ホテルに向かう途中にめっちゃウケたので、もう一度靴を忘れた説明をする。
まったくウケない。
すごいいぶかしげな眼で見られる。
なんやこの人は!!!
そう思っていたが、よくよく話をしてみるとこうだった。
ちょうど前日ぐらいにBADWATER LACE というデスバレーからホイットニー山に向かう超絶過酷なランニングレースが開催されていた。
あずっちは走っていたので、その選手と勘違いされていた。
こいつは何で選手なのに車に乗ろうとしているんだ。
ということだった。
ものすごい勘違いをされていた!w
そりゃバーバラも変な目で見ますよ。
それでも乗せてくれたバーバラありがとう。
そんなこんなで、無事キャンプグラウンドに到着した。
この日は1時間ほどで計5台の車をヒッチハイクするという偉業を成し遂げた。
テントについて、へとへとになり、就寝した。
次の日はいよいよホイットニー山に挑戦をする。
つづく・・・。