目指せ!ホイットニー山の旅!vol.7 5日目『登山許可を手に入れろ!』
アメリカ本土最高峰ホイットニー山の登頂を目指す旅
前回の記事はこちらからどうぞ♪
yamanobori-dream.hatenablog.com
5日目
無事ローンパインに着いたあずっち。
宿泊はホイットニーポータルホステルというところでしました。
この日は勝負の日
なぜなら、この日にホイットニー山に登れるかどうかが決まるから。
ホイットニー山に登るためには、登山許可が必要。
でも、あずっちは登山許可を持たずにやってきた。w
しかし、ビジターセンターまで行けば、登山許可のキャンセル待ちをすることができる。
チャンスは
8:00
11:00
14:00
の3回。
早速ビジターセンターに向かう。
ホテルからビジターセンターまでは、徒歩30分ほどの道のりだ。
歩いていると、ローンパイン空港なるものもあった。
西部劇の街っていう感じでかっこよかった。
セスナとか飛んでたらなおさらかっこよかったな。
ビジターセンターの近くに一軒だけ飲食ができるお店がある。
その名も、「LEE’S FRONTIER」
ガソリンスタンドに隣接している。
お菓子やら飲み物やらいろいろ売っているのでコンビニみたいな感じだ。
そして、手作りサンドイッチも売っている。
おばさんがその場で作ってくれる。
あずっちもここのサンドイッチを食べてみたがうまい。
けど、でかい。
ちなみにこのお店の外にベンチがあるので、そこで食べられるが、近くにいる猫が大量に寄ってくるw
あずっちも、食べていたら大量に猫ちゃんたちが寄ってきた。
そんなこんなでビジターセンターにたどり着く。
8:00からの抽選はビジターセンターの外で行われる。
ちなみに、登山許可ゲットまでの流れはこうだ。
ビジターセンターのスタッフが現れる
↓
箱の中からくじを引く
↓
くじに書かれた番号順にビジターセンターの中で相談ができる
↓
相談をして空きがあれば登山許可ゲット。なければアウト、次回の抽選を待つ。
8:00の段階でキャンセル待ちをしていたのは10人ほど。
あずっちもくじを引いてみる。
番号は・・・
2番!!
なんと!!
10人中2番目!
これは、さっそく登山許可ゲットできちゃうかもしれへん!
やったー!
結果は…
登山許可出ませんでした。
ガビーーン!(古)
なんと。
登山許可が出なかった。
ショックだった。
気を取り直して11:00の抽選を待つ。
それまでの3時間はただひたすらに暇だった。
だから「LEE’s FRONTIER」にコーラを飲みに行った。
うまかった。
・・・・
11:00になった。
もう一度トライだ。
スタッフが出てくる。
「〇×△…!×××〇△@hieowajifjawiowaeh////…」
何言っているか全然わからん。
近くにいる人に何事か聞いてみる。
あずっち「I want to climb Mt.whitney. What should I do?」
アメリカ人「You must come here 14:00 again」
はぁぁん?!
こいつ嘘ついてやがる。
あずっちはそう思った。
だって、11:00からキャンセル待ちができることは知っているのだ。
だからよくわからなかった。
あずっち「Lottery?(抽選は?)」
アメリカ人「No.」
オーマイガーーーーー!!!
どうやら、11時の抽選はなぜか行われず、14時の抽選で一括して行うようだった。
なんと!!
不戦敗!!
登れるチャンスが一つ減ってしまった!!
しかもまた3時間やることがない!!
とりあえず「LEE’s FRONTIER」でコーラを飲んだ。
うまい。でかいしうまい。
そしてとりあえず暇だからいろいろ考えることにした。
(なにせ3時間暇を持て余した後また3時間暇になってしまったのだから・・・w)
あずっち
「はぁ。今日何もしてないなぁ。外は暑いし。ビジターセンターの中で冷房に当たりながら過ごすかなぁ。ところで、もし次のチャンスで登山許可が出たらどうしよう?とりあえず、すぐ登山口のふもとまで行ってキャンプしよう。麓にはキャンプグラウンドがある。徒歩4時間くらいかかるけどヒッチハイクすれば何とかなるやろ。しかし、もし登山許可が出なかったら・・・・?またホイットニーポータルホステルに泊まるとするかな。うん、そうしよう。もう予約だけしとくかな。どれどれ、携帯で予約をっと・・。あれ?あ、あ、あ、あれ?予約がいっぱい・・・?!」
そう、ホイットニーポータルホステルは予約でいっぱいだったのだ。
なんてこったーーーー!!!
うかうかコーラ飲んでる場合じゃなかった!!
ほ、他のホテルは・・・!?
すかさず調べる。
・・・他のホテルも満室だった。
一部屋開いていたが、一泊3万円。
意味わからん。
やばい!!
おわた!!
登山許可が出なかったら、今日の宿がなく、おれはローンパインで難民になるのだ!
あぁ・・・神様!!
このようなことで焦っていたら14時になった。
背水の陣だ。
もうこうなったら背水の陣で14時のキャンセル待ちに臨まなければならない。
始めはオーバーナイト(1泊)の登山許可を希望していたが、少しでもキャンセル待ちの登山許可を得られる可能性を上げるためにデイハイク(日帰り)の登山許可を取ることに気持ちを切り替えた。
時間になった。
スタッフが出てくる。
スタッフ「One,Two,Three…(人の数を数えている). EVERYONE is OK.」
うぉぉぉぉぉ!!
なんと!キャンセルがこの日は40人くらい出たらしく、待っていた人全員に登山許可が配られた!!
ついに!!
ついに登山許可をゲットしたのだ!!!
今日も何とか宿の確保ができそうだ!!!
叫びたい衝動を抑え、静かに手続きを進めた。
その後、急いで荷物を置いていたホイットニーポータルホステルに戻る。
戻ってすぐに、宿のお姉さんに
あずっち「Finaly,I get Permit!!(ついにパーミットももらったぜい!!)」
と言って颯爽と出ていった。
あとは、ホイットニー山の麓のキャンプ場に行くだけだ。
歩き出すとすぐに一台の車が止まってくれた。
友達を登山口に迎えに行くところだというおじさんだった。
とてもナイスな人だった。
写真を撮るために車を止めてくれたり、ホイットニー山のいろんな登山道を教えてくれたりした。
ついに、ホイットニー山に挑戦するのだ。
そう思うと自分自身の気持ちもとても高まった。
無事、ホイットニー山の麓のキャンプグラウンドにたどり着く。
おじさんに別れを言って、テントを張る準備を進めた。
泊まったキャンプグランドは、
「MT.WHITNEY TRAILHEAD CAMPGROUND」
ここのシステムは次の通りだ。
上記の写真の看板から使用票のようなものを取り出す
↓
必要事項を書き込む
※この写真の上の部分に必要事項を書き込む。上半分と下半分で切り取れるようになっている。
↓
お金を入れて封をする
※このように中にお金を入れられるようになっている。
↓
必要事項を書き込んだ紙はテント横の番号の書いてある柱に付ける。お金は次の日に看板についているポストに入れる。
※「2」と書いてある数字の下に、クリップがついているのが見えるだろうか?そこのクリップに必要事項を書いた紙を挟み込むのだ。
必要な手続きを済ませ、テントを張る。
準備は万端だ。
次の日の準備を進めているとあることに気づいた。
そしてあずっちは、悲鳴を上げた。
つづく・・・。